詠春拳の代表的な防御の型について、やり方と使い分けを解説します。
目次
膀手(ボンサオ)
- 方法:
- 片手を90度に曲げ、掌を上に向けて、肘を下にします。
- 相手の攻撃が来たときに、手首を使って相手の攻撃を受け流し、外側に逸らします。
- 役割:
- 相手の攻撃を避けるための手法。
- 自身の身を守りつつ、相手の攻撃の勢いを利用して反撃の機会を探ります。
攤手(タンサオ)
- 方法:
- 片手を前方に伸ばし、手のひらを水平にして行います。
- 相手の攻撃が来たときに、手のひらを使って相手の攻撃を受け止め、その勢いを利用して相手に直接的な反撃を行います。
- 役割:
- 相手の攻撃を受け止めて反撃するための手法。
- 受け身の姿勢から積極的な攻撃への移行を可能にします。
伏手(フォクサオ)
- 方法:
- 手を斜め下に向けて行い、手のひらは内側に向けます。
- 相手の攻撃が来たときに、手のひらを使って相手の攻撃を遮断し、同時に相手のバランスを崩して制御します。
- 役割:
- 相手の攻撃を遮断し、制圧するための手法。
- 相手の攻撃に対して積極的な制圧を行いつつ、自身の攻撃の機会を見極めます。